皆さんこんにちは。
福岡県福岡市を拠点に、給排水・空調・水回りリフォーム・浄水設備・漏水調査など、家庭や施設の暮らしを支えるインフラ工事を幅広く手掛けています株式会社アースラインです。
健康診断の後にトイレでバリウムが流れずに残り、「家にあるパイプユニッシュをかければ溶けるのではないか」「何度も水を流せばそのうち流れるだろう」などと、焦りや疑問を感じている方も多いのではないでしょうか?実は、バリウムは金属由来の物質であるため、強力な洗剤を使っても溶かすことはできず、間違った対処をすると便器の破損や水漏れといった大きなトラブルを招く危険性があります。
この記事では、トイレが詰まってお困りの方に向けて、バリウムに洗剤が効かない理由や、ぬるま湯と割り箸を使って安全に解消する正しい手順、絶対にやってはいけないNG行動について解説します。現在進行形でトイレトラブルに直面している方はもちろん、これから健康診断を受ける予定の方も、万が一の事態に備えてぜひ参考にしてみてください。
■バリウムは洗剤で溶かせない!

トイレの底に沈んだ白い塊を見て、「強力な洗剤をかければ溶けるはず」と考えるのは自然なことです。しかし、残念ながらトイレ用の洗剤や排水管クリーナーでは、バリウムを溶かすことはできません。バリウムは髪の毛やカビのような汚れとは違い、金属や鉱物の一種だからです。それぞれの洗剤の性質と効果について解説します。
・パイプユニッシュやハイター
「つまり解消にはパイプユニッシュ」と思われがちですが、これらは主に髪の毛や油汚れなどのタンパク質を分解するアルカリ性の洗剤です。検査で飲むバリウムは金属由来の物質なので、これらの成分では化学反応が起きず、どれだけ大量にかけても溶けることはありません。同様にキッチン用漂白剤(ハイターなど)も、除菌効果はあっても、固まった塊を崩す力はありません。
・サンポールや重曹も効果薄
「それなら酸性のサンポールは?」と試す方もいますが、こちらも効果は限定的です。バリウムは強力な酸である胃酸でも溶けずに腸を通過するよう作られているため、家庭用の酸性洗剤では歯が立ちません。また、掃除で活躍する重曹やクエン酸の発泡パワーも、汚れを浮かす程度なら役立ちますが、石のように重く固まったバリウムを砕いて流すほどの物理的な力はありません。
・そのうち流れる?は危険
「水を流していれば、そのうち柔らかくなって流れるだろう」と放置するのは非常に危険です。バリウムは時間が経つと水分が抜けて、セメントのようにカチカチに硬くなる性質があります。便器の奥や配管の途中で完全に固まってしまうと、水の流れをせき止め、最悪の場合は便器を取り外す大掛かりな工事が必要になる恐れもあります。自然解決は期待せず、早めの対処が必要です。
■自分でできる詰まり解消法

洗剤が効かない以上、バリウムの詰まりを解消するには「物理的に崩して取り除く」のが最も確実で早い方法です。特別な道具がなくても、家にある割り箸やゴム手袋を活用すれば対処できます。ただし、焦って硬いブラシなどで強くこすると、便器の表面(陶器)を傷つけて汚れがつきやすくなってしまうため、慎重に作業を行いましょう。
・ぬるま湯と割り箸で崩す
バリウムは冷えると固まり、温めると少し柔らかくなる性質があります。まずはバケツに約50度のぬるま湯を用意し、便器の中にゆっくりと注いでください。そのまま30分ほど放置してふやかした後、割り箸を使って少しずつ突き崩していきます。細かく砕くことができれば、通常の洗浄水量でも流れるようになります。使用した割り箸はビニール袋に入れて処分しましょう。
・奥の詰まりはラバーカップ
もしバリウムが便器の奥(排水路)に流れ込んでしまい、水が引かない場合は「ラバーカップ(スッポン)」が有効です。カップ部分を排水口に密着させ、「ゆっくり押し込み、勢いよく引く」のがコツです。この「引く」時の吸引力で、奥に詰まった塊を動かし、崩すことができます。水が跳ね返る恐れがあるため、周りをビニールシートや新聞紙で養生してから行いましょう。
・最終手段は手袋で除去
ぬるま湯でも崩れず、ラバーカップでも動かない頑固な塊が手前にある場合は、直接手で取り除くのが確実です。肘まである長めのゴム手袋を着用し、便器に手を入れて塊を掴み出します。抵抗があるかもしれませんが、無理に流して配管の奥で詰まらせるリスクを回避できます。取り出したバリウムは新聞紙やビニール袋に二重に入れて包み、燃えるゴミとして処理してください。
■状況悪化!絶対NGな行動

焦って何とかしようとすると、ついやってしまいがちな行動がいくつかあります。しかし、間違った対処法は、つまりを悪化させるだけでなく、便器そのものを壊したり、水漏れ事故を引き起こしたりする危険性があります。特に注意すべき2つのNG行動について解説します。
・熱湯は便器割れの原因に
バリウムを溶かそうとして、沸騰したお湯を便器に注ぐのは絶対におやめください。トイレの便器は陶器(焼き物)でできているため、急激な温度変化に弱く、熱湯をかけると膨張してひび割れてしまう恐れがあります。一度割れてしまうと修復は不可能で、便器ごとの交換が必要になります。また、割れた部分から水が漏れ出し、床を水浸しにするリスクもあります。お湯を使う際は、必ず手で触れる程度の50度前後のぬるま湯にとどめてください。
・水を何度も流すと溢れる
流れないからといって、レバーを回して何度も水を流すのも危険です。詰まっている状態で水を流すと、行き場を失った水が便器内にどんどん溜まり、最終的にはフチを超えて汚水が床にあふれ出してしまいます。特にマンションやアパートなどの集合住宅では、あふれた水が床下に浸透して階下へ漏水し、損害賠償問題に発展するケースもあります。水位が上がっている時は、絶対にタンクの水を流さず、バケツで少しずつ水を足して様子を見るようにしましょう。
■解消しなければプロへ連絡

ぬるま湯やラバーカップを試しても改善しない、あるいはバリウムが完全に奥へ詰まってしまった場合は、無理に自力で解決しようとせず、専門の水道修理業者へ依頼することをおすすめします。
頑固に固まったバリウムを無理やりワイヤーなどで押し込もうとすると、排水管を傷つけたり、さらに奥の曲がり角で詰まらせて状況を複雑にしたりする可能性があります。プロの職人は、高圧洗浄機や専用の薬剤、機材を使用し、配管を傷めることなく安全に異物を除去します。費用はかかりますが、便器の取り外しや配管交換といった大掛かりな工事になる前に、確実かつスピーディーにトラブルを解決できます。
■まとめ
トイレに流れないバリウムの詰まりは、焦らず正しい方法で対処することが大切です。残念ながらパイプユニッシュなどの洗剤では溶かせないため、ぬるま湯で温めて割り箸で崩す、あるいはラバーカップを使うといった「物理的な除去」が最も効果的です。
「早く流したい」と熱湯をかけたり、何度も水を流したりするのは厳禁です。便器が割れたり汚水があふれたりと、被害が拡大してしまいます。自力での対処が難しい場合や、完全に詰まってしまった時は、無理をせず水回りの専門業者へご相談ください。早めのプロへの依頼が、結果的に便器や配管を守り、安心かつスムーズな解決につながります。
■バリウムによるトイレ詰まり、まずはアースラインへご相談ください!

株式会社アースラインは、福岡市博多区を拠点に、福岡県内全域で水回りのあらゆるトラブル解決に取り組んでいます。バリウムによるトイレ詰まりは、ご自身で解決しようと焦ってしまうケースが多いですが、私たち専門業者にとっては決して珍しいことではありません。どうぞ恥ずかしがらず、安心してお任せください。
私たちが大切にしているのは、確かな技術だけでなく「清潔感と礼儀」です。お客様のご自宅にお邪魔する仕事だからこそ、身だしなみや言葉遣い、配慮を行き届かせ、気持ちよくご利用いただけるサービスを徹底しています。「業者を呼ぶと高額な費用がかかりそう」「どんな人が来るか不安」といった心配も不要です。作業前には必ず、トラブルの原因と必要な処置、そして明確な費用を丁寧にご説明し、全てにご納得いただいてから施工を開始します。
お客様の「困った」を「よかった」に変え、清潔で快適な水環境を取り戻すことが私たちの使命です。小さな不安も、まずはお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、お客様のプライバシーを守りながら、親切・丁寧に対応いたします。
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